うさぎさんの膿瘍
膿瘍とは、細菌感染によって組織が崩壊し、そこに死んだ好中球(白血球)がたまって袋を形成しているものです。
うさぎさんにはウイルスが感染することは少ないのですが、
そのかわり、細菌が感染してしまうと、ひどくなることが多いです。
呼吸器系に細菌が感染してしまったスナッフル。
足の裏に感染してしまったソアホック(足底皮膚炎)。
歯が原因となって感染してしまった、歯根膿瘍。
など、あらゆる場所に感染して、大きく悩ませる疾患ばかりです。
一度、感染してしまうと、長期(1年以上続く子もいる)で続くことが多く、早期の治療が必要となります。
歯が原因の膿瘍について
うさぎさんの歯は一生伸び続けます。
なので、一度曲がってしまって、かみ合わせが悪くなると、どんどん歯が伸びて口腔内を傷つけ、食欲不振に陥ることがあります。
それを防ぐために、歯を定期的にトリミングすることが大事です。
また、膿瘍というのは、集まりなので、骨まで浸透し、顎を溶かしてしまうこともあります。
原因は曲がった歯だけではなく、虫歯もあります。
甘いものをたくさん食べていると、うさぎさんの歯は黄色くなってぐらぐらと揺れてきます。
犬や猫とは違い、簡単に抜くことはできないので、それも普段から、たくさんおやつを食べすぎないこと(特に糖分)が大事です。
普段、うさちゃんの歯を見ていると、バナナが歯の間に詰まっている子をよく見ます。
それでも、膿瘍になってしまうことはありますので、
なにかご不安なことがありましたら、教えてくださいね^^
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