診療への向き合い方・・・

先日、夜にトリの骨を飲み込んで息が苦しそうなワンちゃんが来院されました。


骨はちょうど食道の部位で引っかかっており、泡を吹いて、その泡が気道に入ってしまい呼吸が苦しくなりました。

急いで麻酔をかけ、気道を確保(気管チューブを入れる)し、内視鏡で食道にあった骨を確認。

そして、内視鏡を使って骨を引っ張り出そうとしましたが、5センチほどある、大きな骨で、滑るし取り除くことはできませんでした。

そこでホースを使って、骨を胃袋に落とし、次の日に開腹後、胃を切開して、骨を取り出し、閉腹しました。

ワンちゃんはその後元気になりました。今では、ご飯をたくさん食べています。

病院に連れてこられなければきっと亡くなっていたんだろうと思います。




そのように助けられた経験が、私にとって大きな喜びになります。

逆に助けられなかったとき、また、夜に重大なことがあって、連絡が取れずに亡くなってしまったとき、とても悲しいです。


なんとか飼い主様や動物たちの助けになりたいなと思いながら、診療に励んでいます。

飼い主様には少しでも多くの情報を、動物たちには少しでも楽になれる治療を、

今日よりも明日の自分がもっとすぐれた獣医師であるように頑張っていきます。

ルモうさぎブログ

個人のブログに変更しました。

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