今日のうさぎさん28
足の裏に胼胝(たこ)ができたうさぎさん
うさぎさんは、ヒトと同じように、かかとを付けて歩行します。
犬や猫は、かかとが上がった状態で歩きますよね。
うさぎには、足裏には、肉球がなく、薄い皮膚とそれを覆う毛で成り立っています。
一方、犬猫には肉球がクッションとなって足裏を保護しています。
よってうさぎさんは比較的、足底への摩擦、尿の汚れなどによって感染リスクが高まり、潰瘍性病変を作ることがあります。それを「ソアホック」と呼びます。
リスク要因は、
・体重が重い
・不適切な床材(硬い床)
・トイレがうまくできず、足が汚れやすい
・スタンピング
・運動をあまりしないこと
です。
本日、上の写真の指をさしている部分に胼胝ができたうさぎさんが来院されました。
皮膚が分厚く肥厚しています。
脱毛し、皮膚がむき出しになっているわけではなかったのと、過去に足底皮膚炎の治療において(包帯を巻くと)食欲不振になった経緯があったので、無処置での経過観察としました。
リスク要因として挙げた中で、改善ができることがあればいいですね。
足底が、潰瘍し、蓄膿を防ぐことが大事です。
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