うさぎさんの目
今日は瞬膜についてお話しします。
瞬膜は、別名「第三眼瞼」と言われています。
瞬膜は、犬や猫、うさぎにはありますが、ヒトにはありません。
↑瞬膜を出してみました。目の付け根のところです。
↑瞬膜は引っ込みました。
瞬膜の役割は、角膜の保護、涙液の眼球全体への分布です。
診察のときに抱き上げたときなどに瞬膜が目立つことがあります。姿勢などによって、瞬膜は出たり入ったりします。
瞬膜に起こる異常で最も多いのは、「瞬膜腺の脱出」です。
瞬膜腺は、瞬膜基部にあり、涙液を産生しています。
瞬膜腺が脱出しているケースでは、治療は瞬膜腺の切除、もしくは、還納です。
瞬膜腺の切除に関して、犬で一般的によくみられる術後合併症のドライアイは、うさぎさんの場合ですと、見られないことが多いです。
瞬膜に起こる異常について、他には、「腫瘍」です。
犬や猫に比べて、データはあまりありませんが、瞬膜に腫瘍ができるケースがあります。
治療は、腫瘍を切除することが一般的です。
御自宅のうさぎさんの瞬膜、見てみてくださいね^^
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