1月ご来院のうさぎさん⑪

ご紹介します。今日は臼歯整形のお話です。


ごんぞうちゃん(2歳2か月の男の子)

食欲不振の診察、臼歯整形に。

口の中が出血していました。原因は歯が伸長していることです。

通常切歯(前歯)を切るときは無麻酔で行っております。

しかし、臼歯(奥の歯)は、なかなか無麻酔の処置は難しいので、切る場合は、うさぎさんに眠ってもらってから行っています。

ごんぞうちゃんは、一番手前の前臼歯がとがっており、そのとがった歯があたる口腔内が出血しておりました。口が難しくて硬いものが食べられなかった原因もきっとこれでしょう。

とがった場所を切りましたので、たちまち、痛みや歯の難しさはなくなるはずです。

しっかりご飯食べてくださいね^^

↓ごんぞうちゃんの歯です。前臼歯がとがっています。

ちなみに…

動物では歯の数を歯式という書き方で示すことが多いです。

歯式= 切歯・犬歯・前臼歯・後臼歯

    切歯・犬歯・前臼歯・後臼歯


うさぎさんの歯式を以下に示します。


乳歯  203

    102


永久歯 2033

    1023




博士ちゃん(5歳8か月の男の子)

食欲不振とくしゃみで。

博士ちゃんもたまに、臼歯が原因で食欲不振に陥ります。前回の臼歯整形は10月でしたね。

今回、歯は特に問題ないように思えましたが、舌にかぶっている場所は見ることができませんでした。食欲不振が続く、もしくは口が難しそうに食べるなどがありましたら、歯の処置をしましょうね。

たちまち、お薬の反応を見てみてくださいね^^

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