うさぎの食糞について

うさぎさんの飼い主さんはうさぎさんを飼う前まで、食糞をする習性についてご存じなかったのではないでしょうか?

私も、学生の時にうさぎを飼って初めて知りました。また、大学の授業で、うさぎがげっ歯類ではないということも学びました。

「うんちを食べる」と聞くとなんだか気持ち悪いと思われるかもしれませんが、うさぎさんにとってうんちを食べることはとても大事なことです。



まず、うさぎさんの便は二種類存在します。

「いつもお目にかかるコロコロうんち」と、「ブドウの房のような盲腸便」です。

みなさんの中には、盲腸便を見られたことがない方もいらっしゃると思います。

それは、うさぎさんが、盲腸便を肛門から直接摂取するためです。

しかし、肥満、不正咬合、脊椎・脊髄疾患により、うまく飲み込むことができないうさぎさんで発見されることがあります。

食糞は生後2~3週間から始まり、6週齢で確立します。

盲腸便が排泄されるタイミングは多くのうさぎさんでが朝と夕の食事の約4時間後、昼間の安静時や夜間などの活動していない時間帯に1~2回ほど排泄されます。


うさぎさんがなぜ盲腸便を食べる必要があるのかというと、栄養を摂取するためです。盲腸便を食べていないうさぎさんではビタミン類とアミノ酸が欠乏します。

誰に教えてもらったわけではないのに、栄養補給のために盲腸便を本能的に食べるってなんだかすごいですよね^^


参考文献 ウサギの医学 緑書房

ルモうさぎブログ

個人のブログに変更しました。

0コメント

  • 1000 / 1000