前足に力が入らないうさぎさん
今日は前足に力が日あらないウサギさんです。
数か月前から、前足が開脚して力が入らないようです。
考えれられる疾患は、エンセファリトゾーン症などの神経疾患と、ビタミンE欠乏が原因となる筋ジストロフィーなどの筋疾患です。
神経疾患の場合、後遺症としてこの症状が残ってしまうことも残念ながらあります。
エンセファリトゾーンについては別の記事に記載していますので、
今日は、筋疾患について記載します。
〇筋ジストロフィーは全身性の筋虚脱を引き起こす疾患です。
筋ジストロフィーはビタミンE欠乏によって発生します。ビタミンEは不飽和脂肪酸が多い餌や、長期保存され酸化された餌の中で破壊されています。
ですので、ペレットを大きな袋で買うことはお買い得なのですが、封を開けてから短い期間で消費ができる小分けの袋の方が、健康にはいいのです。
通常後肢の麻痺から症状を起こします。
〇筋弛緩症候群
植物中毒や重金属中毒、筋無力症、多発性筋炎などが原因となって発生します。
うさぎさんは、その植物が毒のあるなしにかかわらず、口にしてしまうことがあります。
しかし、有毒の植物は苦みがあり、おいしくないため、うさぎさんが大量に摂取することは少ないといわれています。
ポインセチア、シクラメン、ドラセナ、スズラン、ユリ、ツツジ類、チューリップ、ヒヤシンス、スイセンなどは有毒植物として有名です。
筋弛緩症候群の原因となる疾患の治療をしていきながら、症状を緩和させることが大事です。
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