今日のうさぎさん52
今日は、「うさぎ梅毒」という病気になってしまったうさぎさんです。
最初は、肛門の周りが腫れているということで、来院されていたのですが、次に来院された時には、鼻回りにイボのようなものが多数見られました。
そこで「ウサギ梅毒」を疑いました。
ウサギ梅毒は、トレポネーマと呼ばれる細菌の一種が原因となる疾患です。
主に、交尾によってほかのうさぎから感染します。
しかし、ノスケちゃんの場合は、まだ、生後1年も経っておらず、またほかに同居のうさぎもいません。
母子間での接触感染や、経産道感染も起ります。生後2-3か月でよく発生するようです。
ですから、時期的にも、ノスケちゃんがお母さんから感染してしまった可能性がありました。
感染後、3-6週間は発症せずに、不顕性感染(感染があっても症状を見せないこと)もよくあります。
ストレスや環境などによって発症してしまうようです。
生殖器(膣や校門付近)の腫れがよく見られます。
当初、このようにノスケちゃんの肛門回りが腫れておりました。
梅毒のお薬を2週間投薬していただいたところ・・・
お顔はとてもきれいになりました。
おしりのほうもやや腫れが引いてきました。
薬が効いてよかったです^^
また2週間後にはもっとよくなっていると思います^^
ご家族の方も、ノスケちゃんももう少し頑張ってくださいね。
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