うさぎの肥満
最近、ぽっちゃりなうさぎさんが増えています。
ぽっちゃりなワンちゃん、猫ちゃん、うさぎさん・・・
見た目はかわいいですが、実は、肥満は多くの疾患を引き起こしてしまうリスクがあります。
〇肥満によって引き起こされる可能性のある疾患
・呼吸器疾患(気道が狭くなる)
・循環器疾患(心臓負荷、運動不耐性)
・膵炎(主に犬)
・脂肪肝
・糖尿病(主に猫)
・尿石症
・運動器疾患(関節炎、椎間板疾患)
〇肥満による影響
・運動能力の低下
・体温調節障害
・手術時、麻酔時間の延長
・術後、傷口の治癒の延長
たくさんありますね。犬猫においては、肥満によって約2年ほど寿命が短くなってしまうという統計データがあります。
〇肥満の評価
ヒトでは、BMI(伸長あたりの体重指数)が利用されていますね。
動物では、BCS(Body Condition Score)というものを使っています。
BCSは1~5段階で評価します。
1=削痩 肋骨や腹部は脂肪に覆われず容易に骨格を触ることができ、腹部のへこみは極端に深い
2=体重不足 肋骨や腹部の脂肪はごく薄く容易に骨格触ることができ、腹部のへこみがある
3=理想体重 肋骨や腹部の脂肪は薄く、骨格を触ることができ、腹部は滑らかに適度なくびれがある
4=体重過剰 肋骨や腹部は脂肪に覆われ、骨格を触ることは難しく、腹部のくびれはない
5=肥満 厚い脂肪に覆われ、骨格を触ることは難しく、腹部は張り出して垂れ下がっている
BCS2のうさぎさん
BCS3のうさぎさん
BSC4のうさぎさん
BSC5のうさぎさん
いかがでしたか?
次回は肥満治療について記載します^^
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