ウサギの子宮疾患

今日は特にうさぎさんに多い子宮疾患について記載したいと思います。


ウサギは消化管容積が大きいため、さらに食べ物が充満しているため、卵巣や子宮をレントゲン上で観察するのは難しいです。

慢性炎症や腫瘍化で子宮に石灰沈着が起きると、白い陰影が見えることがあります。


超音波検査において、子宮の外径は7mm以内です。異常所見として、卵巣の腫瘍化、子宮角の腫大、腫瘤化、子宮内の液体貯留などが認められます。

正確な診断のためにはCT検査が必要です。

子宮疾患の代表的なものは、

・子宮内膜過形成、内膜炎

・子宮腫瘍

・子宮水腫


などがあります。

治療はほとんどのケースで、子宮卵巣摘出の手術を行います。

麻酔がかけられないケースでは、抗菌剤、止血剤、ホルモン剤などの内科的な治療を行います。


うさぎさんの子宮卵巣疾患は多いので、予防のために避妊手術もお勧めです。

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