うさぎさんの目

最近涙の量が多くて、眼がしらが脱毛しているうさぎさんが多いです。


うさぎさんは、敵に狙われる動物です。なので、皆さんもご自宅のうさぎさんが目をつむって寝ている姿を見られたことは少ないのではないでしょうか。目を開けている分、涙の量もほかの動物よりも多いです。

しかし、眼がしらが濡れて脱毛するというのは、やはりふつうに起こることではありません。

主な原因として、眼の疾患による炎症(外傷、腫瘍など様々)、歯の疾患、鼻涙管狭窄、があります。

濡れた状態が続くと、やはり、環境的によくないです(細菌感染など)。皮膚にあふれると湿性皮膚炎を起こしてしまいます。

なので、治療として一般的にされることは、炎症を引かせたり、細菌を抑制する目薬を差すことです。また、外傷や腫瘍、歯の疾患など、原因の特定ができるものに関してはその治療をします。

鼻涙管というのは、眼から鼻に抜ける管です。私たちも、涙が出たときには、鼻水が出ることがありますよね。鼻涙管狭窄は、先天性(生まれるつき)であるケースがあります。それ以外ですと、感染などにより炎症によって鼻涙管が狭くなってしまいます(なのでこのケースも目薬が必要になります)。

鼻涙管狭窄の場合、鼻涙管洗浄を行うことがあります。

涙点がわかりづらい子や狭い子は挿入が難しいこともありますし、(嫌がることも多いので、無理して洗浄する必要はないです)。

以下、鼻涙管洗浄の様子です。るもちゃんに協力してもらいました。うさぎさんには涙点は一か所あります。犬猫は二か所です。


生理食塩水で鼻涙管を洗浄します。涙点から入れた生理食塩水は、鼻から抜けて出てきます★


ルモうさぎブログ

個人のブログに変更しました。

0コメント

  • 1000 / 1000