ルモの避妊手術④~尿検査~

今日は尿検査についてお話します。

尿検査で調べられる項目は、色調、透明度、pH、尿糖、タンパク、ビリルビン、ケトン体、潜血、比重、尿沈渣です。

うさぎさんは、黄色で若干濁ったような尿をしています。濁っているのは、ほかの動物よりも尿にカルシウムを多く含んでいるからです。pHは約8で犬猫よりも高く、アルカリ性です。尿糖(糖尿病などで検出)、タンパク(膀胱炎などで上昇)、ビリルビン(肝臓の異常などで検出)、ケトン体(食欲不振や糖尿病などで検出)、潜血(膀胱炎や尿石などで検出)は通常全て陰性です。

比重というのは、尿の濃さを表しており、完全な水だと1.000で、尿が濃いほどその数値は上昇します。正常な尿比重はだいたい1.003-1.036です。低比重の場合、腎臓病の可能性も考えられます。

尿沈渣では尿の中に含まれている細菌や血球、尿石などを顕微鏡で観察します。正常な尿ですとこれらもあまり含まれておりません。



尿の採取についてです。男の子だと、尿カテーテルをペニスから挿入し、シリンジで吸い取ります。女の子だと、超音波を見ながら、おなかから針を刺して、膀胱から直接尿を取ります。それらが難しい場合、トイレに自然排尿した尿を採取します。

しかし、一度外に出た尿はほかのものに触れているため、外部環境の影響を受けている可能性があります。

以下膀胱穿刺の様子です。

ルモは、超音波で膀胱を確認したところ、尿貯留が少なかったため、トイレに自然排尿した尿から検査を行うことにしました。

このように尿の吸収剤を入れずにトイレを置いておきます。


尿の色は、ちょっと赤みがかった黄色です。しかし、時間が経つと赤くなります。

検査はこのような試験紙を使って行います。


ルモの検査結果です。

タンパクの成分があったようですが、膀胱炎を疑う臨床症状がなく、尿沈渣において細菌も見つからなかったことから、自然排尿を検査したことによる影響である可能性を考え、経過を見ることにしました。

そのほかは、異常がありませんでした。

尿検査もクリアです^^

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