ルモの避妊手術③~超音波検査~
先日はX線について記載しました。X線では体の表面からはわからない多くの情報をえられることをお伝えしました。
今日はエコー検査についてお話します。エコー検査ではX線ではわからない情報も知ることができます。それは臓器の内部の構造についてです。例えば、腎臓の病気で、水腎症というものがあります。これはその名前の通り、腎臓の内部が水浸しになってしまう病気です。エコー検査で腎臓の内部を映し出すことで、すぐに腎臓の異常を知ることができます。また、臓器にこぶ状のものができているとしましょう。X線検査では、こぶができているということがわかることもありますが、その異常物体が何で構成されているかといったことはわかりません。それが腎嚢胞といって水分を含んだ袋であることもありますし、密な物質で構成された腫瘍かもしれません。
エコー検査の原理は、超音波を生体組織に投入した際の反射の違いを画像化したものです。黒く映るものから白く映るものの順番を記載しますと、水や血液⇒臓器、筋肉⇒脂肪⇒空気、石灰化、骨となります。
続いて、ルモの超音波検査の結果です。
ベッドの上であおむけに寝てもらいます。うさぎさんは目を隠すと落ち着くことができます。超音波検査は全く痛くない検査ですので、たまに眠ってしまう子もいます。
ルモは超音波検査にて全く異常がありませんでした。以下に例として腎臓を載せます。
超音波検査ではこのように腎臓の中の状態まで見ることができます。正常な腎臓で安心しました。そのほか、肝臓、胃、膀胱なども正常でした。
ルモちゃんずっと元気でいてね。
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