精巣
今日は精巣のお話です。
生々しい写真が苦手の方は、クリックして下に進めないでください。
うさぎさんの精巣は鼠径輪と呼ばれる、睾丸の袋と腹腔をつないでいる空間が広く、精巣が外と中を行き来します。
右は、外に出ている状態。左は中に入っている状態です。
このうさぎさん(6か月齢)の睾丸は見た目が黒いですが、しこりや皮膚のぶつぶつはなく、皮膚の張を感じます。
続いて、5歳齢のうさぎさんの睾丸です。
ぶつぶつはないですが、一部色素沈着していますね。
続いて8歳のうさぎさんの睾丸です。
皮膚はたるみ、色素沈着があります。また、ぶつぶつや、しこりのようなものも見られます。
これは、陰嚢嚢庖(いんのうのうほう)と言って、皮膚の真皮浅層の細胞浸潤によって起こります。
ここからは、中の精巣のお話です。
「ウサギの医学」より引用。
去勢手術では、中の精巣を切開して取りだし、精管と精巣動静脈を吸収しで結紮するか、機械を使って焼くことによって、止血したあとに、切除します。
イヌやネコでも同様に行います。
ちなみにこれは猫の精巣です。
動物によって見た目が違いますね。
ちなみに去勢手術直後の写真ですが、皮はびよんびよんに残っています。
年齢にもよりますが、
下の写真の子は生後半年で手術を行い、今は2歳ですが、どこに睾丸の皮があるかもわからないくらいきれいです。
去勢手術に関して、ご不安がある方はいつでもご相談くださいね^^
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