鼻涙管閉塞
鼻涙管閉塞で造影検査をしたうさぎさんのレントゲン写真の解説をします。
鼻涙管とは、涙点から鼻にかけてつながっている管です。物理的な閉塞(歯が悪い、感染による炎症)などによって詰まってしまい、涙の逃げ道がないため、目から涙があふれてしまいます。定期的に管の洗浄をしてあげることで、涙の通りがよくなり、病原体の繁殖を防ぎます。
過去に涙が出るウサギさんについて記載しましたので、読んでみて下さい。
ちなみに、鼻涙管のイラストは私の手作りですが、全然かわいくなくて、久々に見てびっくりしました…
造影剤を使って、鼻涙管を見やすくさせています。これはまず入れ始めです。
鼻涙管に造影剤が流れて行っていますが、切歯の箇所で詰まってしまいました。
別のうさぎさんの鼻涙管ですが、うねうねと湾曲しています。
この子は、1~2週間に一回鼻涙管洗浄をし、抗生物質の点眼することで、流涙は治りました!!
今日診察した子は、鼻から膿が出てきました。歯根膿瘍があり、それによって鼻涙管が閉塞していました。
早く処置が必要なケースもありますので、気になれば、受診してみてください。
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