膿瘍のその後②
うにゃちゃんとししまるちゃん
うにゃちゃんは、10歳の高齢ウサギさんです。
顎下に膿瘍ができてしまい、3月末に膿瘍摘出手術を行いました。
顎下にできた巨大な膿瘍、、、
臼歯も虫歯になって伸長していました。よって歯が原因となって膿瘍が形成されてしまったと思われます。
摘出した後、また2回ほど4月の間に再発してしまいました。
そして再度外科的に切除を行いました。
摘出した膿瘍です。
そして3回目の手術を終えて2週間…
膿瘍の形成はなく、傷もきれいに閉じておりました。
うにゃちゃん3回の手術お疲れさま。
ししまるちゃん
ごめんなさい、写真はありません。
この子も3月頭に膿瘍摘出手術を行いました。
1か月間、飼い主様と一緒に、膿瘍摘出後の術創を洗浄し投薬を行っていたのですが、4月に再発しました。
膿瘍摘出術を再度行いましたが、下顎骨の中に膿瘍が浸透していたため取り切れず、残念ながら今後膿瘍は再発するだろう可能性をお伝えして、カルシペックス(水酸化カルシウムペースト)を充填させ、傷の修復を待ちました。
そして2週間…
膿瘍の再発がなく、きれいに傷は修復されていました。
ししまるちゃん、手術と長い入院お疲れ様^^
膿瘍の手術では皮膚を大きく切開して、その後の治療も処置中はじっとしてもらったり、しかもそれが1度だけではなく、毎日続くというウサギさんへの負担が大きくあります。
また再発するかもしれない、治るかわからないのにしんどい治療を続けていかないといけないのか、などといった飼い主様のご不安な気持ちもよくわかります。
膿瘍を形成してしまったうさぎさんや飼い主様の気持ちを考えると、早く治ってほしいなという気持ちでいっぱいになるので、今回の結果は涙が出そうになるくらい本当にうれしかったです。
ご家族の方とウサギさんの生活がより良いものになることを願っています。
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